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微小乳頭がんで経過観察可能なものは経過観察の勧め

☆甲状腺乳頭がん体験談のほか日常の雑感も綴っていきます。(2018/2) ★2015/6 細胞診クラスⅢb乳頭癌の疑い。8月2回目細胞診99%乳頭癌の疑い。最大腫瘍径15㎜、他に6㎜程度が4つ。リンパ節転移なし。血液数値正常範囲。経過観察か切除か。 ・生活上今の声を失う訳にはいかず、手術なら少しでも合併症を減らしたいとの考えから、希望の術式に応じていただける病院を探し回ることになる。~このブログは同じようなことで悩んでいる方の少しでもお役に立てればと思い、公開しています。もちろん、症状は全て個人個人ケースバイケースで同じ状態のものは二つとありませんから、私の話がすぐさまご自分にも当てはまるだろうとは思わないでください。私は当然に責任を持つことはできません。 また、乳頭癌と他の臓器癌とでは全然切迫度は違いますが、癌全般に対しても自分なりに深く考えましたので、そのようなテーマのカテゴリーも作ってあります。昨年末には知人をまだ40歳前の若さで亡くしました。

2015年7月某日 大病院の甲状腺外科へ②

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2015年7月某日 大病院の甲状腺外科へ②

今日はもう一度話を聞くというか相談する日だ。
 前回の隣の診察室に呼ばれた。前2回のA医師ではない。
「はじめまして、Bと申します。それでは、A医師とも相談しましたが、あまり切りたくないということであれば、峡部と気管前リンパ節切除ということになります。」
 模型をペンで示しながら言った。ということはこれまでは亜全摘または全摘を考えられていたわけだ。そういう説明すら前回なかった。そしてB医師がA医師より位が上なのだということも解った。
「あの、もう少し様子を見たいのですが・・・」
「どれくらいですか?」
「半年後では?」
「そぉんな、半年も待てなぁい! こちらは手術を前提にお話ししてるんです。時間が経てば経つほど危険度が増すんです。最悪の場合反回神経といって声の出る神経を巻き込んでもう出せなくなったり、気管に浸潤することもあるんですよ?」
 それは既に調べていたから知っている。そしてそれが、乳頭癌の中でも%の少ない低分化型の場合であることも。あるいは高分化型でも、もっと腫瘍増大してからのこと。現在境界明瞭で15mm。可動性良好。私は引いてしまった。結局は切りたいのだ。たくさん切りたいのだ。
「どれくらいでしたらいいんでしょうか?」
「せいぜい3ヶ月。」
「・・・そうしたら、考えてなるべく早めにご連絡します。」
「はい。」
「あ、それから先日の細胞診ですが、クラスっていうのはどうなんでしょうか?」
「あ、えークラスは、・・・」
 急いでパソコンを操作する。
「Ⅲbだったと思うな、そうクラスⅢbです。完全に癌というわけではないが、疑いが強いということです。」
「そうですか・・・わかりました。」
 B医師は結局、触診すらしなかった。医師としての営業トークだけだったのか?
 威勢のいい話し方とは対照的に、手は華奢だった。複雑で微小な血管や神経の走る頚部をかき分けるだけの、確かな繊細さは備えているのだろう。
 このまま手術を受けてたまるものかと思った。少なくともこの人、この二人のチームに体を預けるのは納得がいかなかった。
 親が五体満足に産んでくれたこの体を、こんな軽い流れであっさり切るわけにはいかない。そんな簡単に切られるために生まれてきたのではない。

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