先月の大病院は昔なじみのある、車で30分のそう遠くはない場所だったが、今回は遠い。といっても、渋滞含めて車で1時間30分程度だ。それでも、私にとってはこちらの方面自体が遠い存在で、全く異郷に感じる地なのだ。
ここは大病院だが,先月の病院と同じく紹介状なしでもお金払えば診てくれるシステムだったので、HPで週間診療担当医表を見て、電話はせずに直で行った。
初診受付を済ませて、2階の科の受付へカルテを持っていった。
「本日、○○先生はお休みです。」
(あ””””””””””-----------)
そこで受付事務の人が看護師さんに通してくれて、看護師さんが簡単に話を聞くことになった。来週来てほしいが、一応今日の話を先生に伝えるとのことである。そうだ。それくらいのことしてくれなきゃ来た意味が無い。泣いちゃう。それでこそ、現代先端の患者本位の対応をしてくれる病院だ。気に入った。エスカレーターの速度が事故防止のためあり得ない遅さなのもまたいい。
そこで、こちらの病状と要望を例によって淡々と述べた。その看護師さん自身はもちろん判断はできないが、一つだけ共感の言葉を途中で足を組みながら言ってくれた。それは、
「そうですよね~。みんな誰だって、親からもらった体は傷つけたくないですもんね~・・・」
私もたまに使っていた、親から聞いたそのフレーズはつまり昭和時代の人しか使わない。だが、この人は私よりは若そうである。切りたい側の人間でしょっちゅう切ってるお手伝いをしている人なのに、立場を無視して人情味のある発言ができるとはなかなかの人だと思った。足を組むくらい許す。珍しい看護師だ。この地もいい所かもしれない。
本日はそれで帰る。今日は寒い。伊達の薄着で来て後悔した。建物から駐車場の車までが寒い。やはりこの地は寒い。帰り道も長い。国道がこのエリアのみ果てしなく長い間延びした空間に感じる。実質のキロ数に関係なく、妙に長く感じる。意識を変えて食事でも寄るべきか。対向車線側に発見した家系ラーメン屋に寄ろうと行きにチェックしたのに、帰りは街路樹の陰で見落とした。トラックドライバーにもせっつかれるし。
翌週、別の看護師さんから電話が来た。口調からすると、珍しい看護師さんより格上か、あるいは甲状腺担当医に専属で付いている人なのかもしれなかった。主旨は、核出、峡部のみ、リンパ郭清はしない等の希望の話は聞いたが、とにかく診察しないと電話では何ともいえないことと、こないだのようなことがあっては困るので、明日は医師が居るので来られるかとのことだった。
私は、一度伺うと答えたが翻意した。理由として片道40kmなので、入院・その後通院のことまで考え、今一度考えてからご連絡すると述べた。看護師さんも40kmは遠いですねと言った。もう一つ、内心ではE医院の12月の初診でダメという結果なら、遠いこちらへまた行こうと思ったのだ。
それにしても疲れた。単に身体的なことでなく、結果が伴わないから疲れるのだ。
おまけに今日は車を修理に出しているので、小さな代車だった。
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