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微小乳頭がんで経過観察可能なものは経過観察の勧め

☆甲状腺乳頭がん体験談のほか日常の雑感も綴っていきます。(2018/2) ★2015/6 細胞診クラスⅢb乳頭癌の疑い。8月2回目細胞診99%乳頭癌の疑い。最大腫瘍径15㎜、他に6㎜程度が4つ。リンパ節転移なし。血液数値正常範囲。経過観察か切除か。 ・生活上今の声を失う訳にはいかず、手術なら少しでも合併症を減らしたいとの考えから、希望の術式に応じていただける病院を探し回ることになる。~このブログは同じようなことで悩んでいる方の少しでもお役に立てればと思い、公開しています。もちろん、症状は全て個人個人ケースバイケースで同じ状態のものは二つとありませんから、私の話がすぐさまご自分にも当てはまるだろうとは思わないでください。私は当然に責任を持つことはできません。 また、乳頭癌と他の臓器癌とでは全然切迫度は違いますが、癌全般に対しても自分なりに深く考えましたので、そのようなテーマのカテゴリーも作ってあります。昨年末には知人をまだ40歳前の若さで亡くしました。

2015年12月24日 最後の病院へ

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2015年12月24日 最後の病院へ

3ヶ月前に予約した。(最短でも3ヶ月後の予約だった)
 クリスマス・イブか。この日が吉と出るのか凶と出るのか。
 ここは私が生まれ育ったエリアだ。それだけに期待も大きくなる。
 
 E先生は、HP上の画像とほぼ同じ風貌だった。そして、風貌から想像していた人柄と、実際は・・・同じだったと言っていいだろう。

 私は例によって、検診の資料とこれまでの経緯を提出し、自分の希望を述べた。
「ふむふむ。・・・」
 先生は診察よりも前に私の「これまでの経緯」の紙を見て、何の躊躇もなく、即、私見を述べはじめてくださった。先生は、これまで私が回った病院の医師のほぼ全てを知っており、全てを包容していた。
 この人は警戒がゼロである。
 診察室は照明を暗くしていたが、心が反射鏡のように明るかった。
 この人の決して誇らない静かな自信。人物の大きさ。
 徐々に潮が満ちてくるようにこちらに伝わってくる。
 この半年間ずっと固くなっていた私の体の芯は融解し、甲状腺外科学会の医師たちに対する疑念のようなものが氷解していくのを感じた。

 そして嬉しさで上気していただろう。
 涙よりは上気だった。自分の声が少しうわずっているのがわかった。

「じゃあ私が診ますから。」
 先生が直接エコーを当てた。
「うん、これなら問題ないでしょう」
 私はこの10分間で、ほとんど反射的に手術を受けることを決めていた。

 もちろん、希望をほぼ聞いてくれたということはある。
 しかし、もし、希望が半分以下しか聞き入れられなかったとしても、受けていただろう。
 それは、この先生の懐の深さに触れたからなのだ。
 だから、この人になら体を預けてもいいと思えるのだ。
 この先生だったら、多少の合併症が出ても許せる。もう仕方ないんだと思える。
 見事にそう思わせられた。
 【医は仁術】

 終えて、建物を出た。
「クリスマス・イブだ」


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